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石亭ファンの方、これから石亭に行ってみようという方、集まってくださーい。 石亭がもっと身近になる!男子スタッフがお送りする「石亭の日々」うけねらい?でお送りします。
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擬音・擬態語を指す「オノマトペ」
文化庁が行った国語に関する世論調査で、いわゆる擬音・擬態語を指す「オノマトペ」の認知度に、世代間に違いがあることが明らかになった。
今回、国語に関する世論調査で明らかになった、オノマトペの使い方。
いわゆる擬音・擬態語を指す「オノマトペ」。
普段、何気ない会話の中で使っているオノマトペを街で聞いてみると、「『ぽわぽわ』。誰かが酔っ払っている時とかに、『ぽわぽわしてるけど、大丈夫?』とか」、「『ぽやぽや』。ふわふわしている雰囲気の、さらにちょっと、とぼけた感じの...。『ぽやぽやしてるね』って...」、「(オノマトペ)それだけでも会話してそうじゃない? 『ぼーぼー』だったけど、『つるつる』になった、みたいな...」などの声が聞かれた。
今回、文化庁が行った世論調査で浮かび上がったのは、われわれが日ごろ意識せずに使っている、オノマトペの世代間の違い。
例えば、よく冷えたビールの状態を表すオノマトペについて、今回の調査で、世代間のギャップが顕著に表れたのが、「きんきんに冷えたビール」という表現。
調査では、20~40代までは、半数以上の人が「使ったことがある」と回答しているが、それ以上の年齢の人になると、ぐっと少なくなり、60代では、わずか1割ほど。
また、パソコンの動作についてのオノマトペ「さくさく」は、全体の6割近くの人が「聞いたことがない」と回答し、特に60代以上の人では、「使ったことがある」と答えたのが、わずか3%という。
また、「大ざっぱ、だいたい」という意味で使われている「ざっくり」という言葉についても、20代の若者たちには深く浸透しているが、50代・60代以上の世代には、ほとんどその意味が通じないようだった。
今回調査を行った文化庁は、これらのオノマトペには、正解や不正解があるわけではなく、時代とともに、もともとの意味が、変化・派生して広がっていったものだと分析している。
オノマトペを使う理由について、若い世代の人たちは、「説明しなくても、感情が伝わる。1つの単語で相手がわかってくれる」、「(言葉が)簡単に済むから」、「表現しやすい。伝えやすいから」と話した。
こうしたオノマトペの歴史は古く、鎌倉時代には、子どもが涙を浮かべて、今にも泣き出しそうな様子を、「目が『うるうる』となりて」と表現していたという。
そして、独特のオノマトペの使い手といえば、ミスターことプロ野球・読売ジャイアンツの長嶋茂雄終身名誉監督。
監督時代、まな弟子の松井秀喜選手へのバッティング指導で、「そうそう、今みたいに、ああいう感じだとねぇ、フォローがうまい。グワッグワッと、グワッグワッグワッと」と、指導していた。
さらに、今回の調査の中で、注目すべき点として挙げられたのは、「自分の話した内容が、相手にうまく伝わらないという傾向がある」ということ。
さらに、「それは自分のせいであり、自分の話し方に問題がある」という自己分析をした人が多かったという。
「自分の言いたいことが相手にうまく伝わらない」という体験について、「よくある」、「時々ある」と答えた人は、63.4%に達した。
さらに、その半数以上の人たちが、原因は「自分の話し方」にあると感じているという。
街でも、「(話が伝わってないと思うことある?)『伝わってる』と思って、話を進めていって、『主語』が抜けてるとか、よくある。(話が伝わっておらず)『何言ってるの?』みたいなのとか、あると思います」、「後輩に対して、理解してほしいことを、細かく丁寧に教えてあげたんですけど、質問を返されるのが、(内容の)的を外れた質問。『わかってもらえない』っていうのが、わたしのそこのスキルがまだまだだなぁと」といった声が聞かれた。
コミュニケーションの手段が劇的な進化を遂げている中、日本語のあり方と、使う側であるわれわれの意識が、あらためて問われている。
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